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まるっと恋に落ちたから いまさら止められるわけないじゃん

単純な愛で、僕らだけは本当の愛で

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どうも。
UKIです。

映画「僕らのごはんは明日で待ってる
公開おめでとうございます!

まるっと約1年前に発表、
そしてクランクイン。
1年を経て経て、ようやくお披露目。
待ちに待っていました!

裕翔くんファンの私にとっては
裕翔くん主演映画2作品目。
前回とはガラッとイメージも違う作品。
大いに期待。

以下、文才なんぞ無いので
ただただ観た感想を連ねたい所。

小説が原作の今作品。
残念ながら、原作を読むのが間に合わず。
且つ、原作を読んでしまうと
映画との相違に気を取られてしまいそうなので
敢えて、市井作品のぼくごはを
私のぼくごはの基準にしようと挑みました。笑
モノは言いようかな?笑

さてはて、小春じゃないけど「総合評価」。
総じて、じんわり体温が温まるような映画
だなっと思いました。
本当にボディーブローのように
じんわりじんわり温かさがやってくる。
生きるの疲れたら観たくなる感じかも。
(あ、私全然病んでないですよ!笑)

今作品が謳う「うるキュン」。
その5文字では表現しきれない
「うる」と「キュン」がそこにあったと思う。
いま世に氾濫する「うる」と「キュン」とは
種別が違う気がする〜。
それが、良かった。心地良かった。

とにかく映像が、素朴で優しい。
主人公ふたりの空気感が
作り出しているのかもしれないけど、優しい。
空、堤防、あらゆる素材画もとっても穏やか。
穏やかだし、透き通ってるし。

そして音が心地いい。
咀嚼音、水道で手を洗う音、
キッチンの音。チキンに込める音、
車の走る音、鳥のさえずり、風の揺れる音…。
あらゆる生活の音が、
生きるとか、時を刻むとかを
表しているのかなーって思ってみたり。

そんな映像の中に
超ネガティブ男子の「葉山亮太」と
超ポジティブ女子の「上村小春」が
生きてる訳なんだけど。

高校生時代の亮太は
ほんっとに頼りなくて、暗くて(笑)
うだつの上がらない感じが
ほんとによく出ていたと思う!

そんな亮太に想いを寄せる小春。
はっきりモノ言うし、
でも所々に亮太のこと
ずっと見てたんだなって言う
亮太のことを好きって言動が散りばめられていて。
亮太が暗くて鈍感なだけに、
小春のアクションは応援したくなる。
…鈍感vs強がりだから全然噛み合わないけど。笑

そんなうだつの上がらない亮太を
変えていく小春との関係♡

大学生になって小春の影響で
少しずつ外見も中身も
変化していく亮太だけど
相変わらず鈍感なのはもう本質なのかなぁ。笑

自分探しの旅もやっぱり亮太より
小春の方が一歩上をいってる感じが
いじらしかったなぁ。
番号札で照れ隠しする小春は
最っ高にかわいいし
覗き込む亮太も最高!!笑

小春が生い立ちを吐露するシーン。
油まみれの力こもる指先がなんとも言えず。
その後の小春が未来を空想するシーン。
亮太が一気に小春を愛おしく思ってるのが
伝わってきて、嬉しくなるし微笑ましくなる!

それから月日を経て
ある日突然、小春から別れを切り出されるシーン。
「珍しいね、平日に」って。
あれは病院帰り(サードオピニオン帰り)
だったのかな。
一見、突然別れを切り出されるシーンで
亮太同様「え?」ってなるんだけど
ホントに病院帰り、そう思ったら
一気にあのシーンは切なくなる。
小春の別れる理由が、
小春の強がりを通り越して
支離滅裂なのに、
やっぱり鈍感な亮太には伝わらないし。涙

ここからのキーマン。
塚原とえみり。
もうどっちもキャンパスにいるいる。笑
ほんっとに塚原は学食にいるやつだし、
えみりはあーゆーモテふわ系女子いるいる。笑
こぞって飲みの席で、
自己紹介と共に秋刀魚のレモン絞るよな!笑
この二人無くして、
亮太と小春のどうしようもなさは
浮き彫りにならなかったと思う程に
重要人物だったと思う。
塚原は、もうこんな変なやつと
友達になってくれてありがとな!って気持ちだし
えみりの辛さは、
同性としてざまーみろ!と思う一方で(爆)
手に取るように辛かったー。笑

亮太の「俺ら」は口頭一番に発した時から
気になっていたよ。笑

自分の気持ちに気づいて、
小春の家を訪れるも
「もっと努力して!」
「俺もケンタも切り捨てないで!」的な。
どうしてそうなる。笑
全体を通して、亮太の鈍感さって
回を重ねて見れば見るほどに感じられると思う。
あれ1回じゃ拾いきれない。笑

小春の秘密を知った亮太。
あの病院の屋上のシーンの小春は強がりだし辛い。
きっと伏線だと思うけど
インフルエンザで休んだ時のピースと
リンクして喜と哀を表現しすぎてた。涙
「とりあえずそばにいさせてよ」
そう出たのが、偉いのかどうなのか。
とりあえずって何だよ!って思ったけど
何より正直な気持ちなのかな〜。

どうしようもない亮太が寄り添う深夜の病室。
おいおい不法侵入ー!とか
そんなやついるかーい!とかどっかで思うけど
それが不器用な亮太の心情だと思ったら
不器用すぎて泣いた。

そして、裕翔くん自身も言ってるけど
片桐はいりさんとのシーン。
ほんっとうにめちゃくちゃ良かった。涙
はいりさんに感謝、感謝。
若手青春映画じゃなくて、
少しピリッとスパイスを添えてくださったのは
はいりさんの演技です。
ああいう、長期入院のおばさんいるよね!って
言うのもあるし、
亮太の本音を引き出すキーパーソンでした。
あのシーンには
前を向くエッセンスが詰まってて
パワーをもらえた気がするよ。

カーテン越しに泣くの堪える小春もまた良かった。

気持ちに気づいたものの、途方に暮れる亮太。
いつもの望遠鏡から見える病院の屋上。
夢を断つ決断をして、
いまそこに向かう小春の誰にも見せない涙。
グッときた。
我慢…しなくていいよ…って思った。
でも、悔しくて言えないね?って思った。

亮太に隠していた彼女の秘密、
あぁーそういう秘密かよ!
と思った一方で、他人事じゃない何か
明日は我が身な話だし
それが夢なだけにすごい覚悟だし
素直になれない、傷つけたくない
だから身を引いて…
ここが「うるキュン」なのかよー!
思いつつも、
若いしフィクションだから
乗り越えちゃうよね!とかじゃなくて
若いからお互いを想うから
乗り越えて欲しいし、
気づいたらエール送ってた。笑

そこから亮太がほんとフィクション
ど真ん中を行くんだけど。
なりふり構わずに。
泣ける。涙
小春のためにカーネルさん抱えて走る。
泣ける。涙
そんなやついないよ!いや、いるんだよ!
真っ直ぐに小春に向き合ったら
不器用な亮太の答えはカーネルさんにあったんだな。
カーネルさんと握手した後、
ニコって笑う小春にまた泣けるの。

最後の退院のシーン。
新しい人生歩き出す2人に、
微笑ましさと切なさが漂って
嬉しいのに切ないの。
でも小春の言う
「平気にしてくれる人は葉山くんしかいない」
ほんとに、そんな人っていいなって思った。
私をいつも丈夫にしてくれる人がいいな。

最後のキスシーン。
これ傍から見たら「それ要る?」ってなるのかな?
もちろんあって良かったんだけど。
やっぱり不器用な亮太の
居ても立ってもいられなくなった気持ちの
矛先がキスになっちゃったのかなって。
…ほんっとに不器用。笑
でも思い溢れちゃったんだとしたら、
小春は強がりだから嬉しかったね、きっとね。

この後のカーテンの画で終わるのが
日常を表していてとっても好きだった。
いい感じに気持ちを着地させてくれる。

そして、エンディングにケツメイシ
それこそ自分が現役でうるキュンしてた頃に
めちゃめちゃ聴いてた人たち。笑
おおよそ10年くらいの月日を経て
こんな感じでまた交点結ぶなんて…運命ですね。笑
でも本当に。本当に本当に。
素敵な楽曲をありがとうございました!
まるっとあの曲の中に亮太と小春がいた。
そして、生きるとか生活するとか
誰かと時間を共にすることとか
考えさせられる。
私の結婚式では必ず使わせて頂きますね!笑

そんな感じで
ネタバレしないつもりが
感じたままに書いたらネタバレしまくり。笑

で、映画の掲げる「うるキュン」なんだけど。
総じて、病気して夢叶わなくて「うるうる」
そこから救ってくれて
ハッピーエンドな「キュン」。
んー、なんかそういうのとも違うくて。
不器用だけど互いに思いやる
その気持ちにうるっときて、
キュンというか、良かった良かった!ってなる
そんな映画だったかな。
少なくとも少女漫画のようなうるキュンは
私は見つけられなかった。笑

でもほんっとほんっとに、
ほわーっと温まる映画なので
是非是非興味なかった方も
気にしていただけると嬉しいです。
そして、感想教えてください!笑

そんな感じで〜
初見の感想文はおーしまい!笑

これとは別に
ただただ萌えたポイントは
また別に書き添えたいと思っておりますので(笑)
またおいおいお付き合いくださいまし!

では。

2017年1月9日
UKI